いなたくんへ
1790年に発行された第1号特許から228年を経て、2018/6/19に米国特許第10,000,000号が発行された。対象となる発明はレーザ測距に関するもの。ちなみに日本の特許も連番で、現在600万台である。
こうした発明が世の中を進めてきたんだよね、ということで、最近目に入ったテクノロジー系ニュースを紹介したい。ウィリアム・ギブソンは「未来はここにある。ただ均等に分配されていないだけだ」と述べたが、実際に未来はあちこちで作られている。
Summary Note
以前元GoogleのエンジニアがAIを神とする新興宗教を立ち上げたが、今度はブロックチェーンをベースとした新興宗教「0xΩ」が出現した。
- ブロックチェーンをベースにした新興宗教が誕生(GIGAZINE,2018/6/4)
- 教祖のいない非中央集権型宗教!? ブロックチェーンベースの新興宗教『0xΩ』(CoinMagazine,2018/6/4)
これって笑い話ではなくて、ブロックチェーンの非中央集権性・分散性の応用例としてよく考えられていると思う。「0xΩ」では既存宗教では必ずいる「人間の最高権威者」は存在せず、信仰内容は信者の合意で動的にアップデートされ、合意形成に至らなければ「ハードフォーク」による分派も可能である。
宗教や、あるいは政治や法律もまた集団をまとめるための共同幻想であるならば、次世代の社会制度の実験として面白そうだ。
ブロックチェーンの応用例の1つである「仮想通貨」は依然低い価格で推移しており、51%攻撃といった新たな攻撃も起きている。ブロックチェーンにできるのは「その時点でもっとも確からしい世界線を緩やかに共有すること」という次の指摘は興味深い。
はい、小規模ではしょっちゅう起こっていて、どういう条件でヨリ小さな計算能力でブロックチェーンを乗っ取れるか様々な論文が出ているので、お調べになるといいのではないでしょうか?ブロックチェーンにできるのは、その時点で最も確からしい世界線を緩やかに共有することです https://t.co/TR78QwtsrN
— 楠 正憲 (@masanork) March 24, 2018
仮想通貨ブームは停滞気味だが、「非中央集権的な動的合意のメカニズム」としてのブロックチェーン研究は進んでいて、例えば次のホログラフィック・コンセンサスとかおもしろい。今後どのような仕組みが現れ、社会を変えていくのか、注目である。
ブロックチェーン時代の集団的合意形成は面白くて、「いかに早く意思決定できるか」のスピードと「いかに間違わないか」のロバスト性のトレードオフを解決するために色んな仕組みが考案されてるっぽい。この前みたので面白かったのはホログラフィックコンセンサスというやり方で、(続)
— Unknown (@annonymus_jp) April 24, 2018
ホログラフィックコンセンサスというのは、サンプル数を徐々に増やしていく方法で、例えば最初に8人をランダムに選出し、全会一致でないと可決としないものとする。全会一致じゃなかった場合は16人をランダムに選出し、9割の合意で合意とする。というものhttps://t.co/rnHWPUFNlY
— Unknown (@annonymus_jp) April 24, 2018
自信のあるものは高速に少数で決めて、なかなか合意されないものは徐々に大人数で決めていくことになるので、コントラバーシャルなイシューになるほど全体のアテンションを得ることができるような仕組みができる。全員の多数決を毎度やっていたら合意形成コストが高すぎる問題を解決できてる
— Unknown (@annonymus_jp) April 24, 2018
美少女アバターになりきれるvTuberの登場により「中の人」の見た目が不問になり、いよいよオッサンにも勝機が来たとまことしやかに囁かれる昨今。しかしそれも長続きするのかどうか。
IBMは人間とほぼリアルタイムでディベートできるAI「Project Debater」を開発。自然言語処理はAIの大きな課題だが、着実に進んでいるようだ。いずれは外見も中身も人工物、な仮想人格が登場するに違いない。
そんな仮想人格時代においては「画面に表示されているのが人間だから安心」……かと言えばそうでもない。人の顔の動きを移植する技術によって、実際とは全く異なる表情を見せられているかもしれない。「DeepVideo」では、人の表情や目の動きなどを全く別の人に移植できる。
スクリーンの向こうは何も信じられない。そんな時代もすぐそこに。
技術が真実を覆い隠す一方、隠された真実を明らかにすることもある。
たとえばMITによる頭の中でつぶやいた「内言」を顔の筋肉から読み取る技術。言葉は脳のブローカ野でつくられるところ、発話に至らずとも脳内思考(脳内での言葉の生成)に伴い顔の筋肉に微妙な動きが生ずる。これを捉えて読み取るという。
ちなみにMITは壁に隠れた人物を可視化する技術なんかも実現してたり。
人に視えないものを見る、という点では日本大学による「破れ目割符」の技術もおもしろかった。これはレシートなどの紙を破って渡し、その後断面を解析することで照合するもの。初めて会う人との情報交換を想定し、連絡先の交換が不要になる。
文字などが書かれた紙を2枚に破り、一方を電子データを送りたい相手に渡す。送る側は手元に残ったもう一方の紙片を撮影し、その画像と渡す電子データを専用サイトに登録する。
受け取る側は渡された紙片を撮影し、その画像を専用サイトに送る。両方の登録した紙片の断面の形状や、文字列の行数や文字数などが一致したときにのみ、電子情報が入手できる。
日本経済新聞より
認証に自然世界のランダム性を利用するのはおもしろい。
不可視と言えば、いよいよコンピュータも見えなくなる。IBMが1mm角の世界最小コンピュータを発表してドン引き、という話は前回紹介したけど、米ミシガン大学はさらに小さい0.04mm角のコンピュータを発表。0.04mmしゅごい……オカモト級……!
可視光によるワイヤレス通信ができるとともに、光からも電力供給がなされ、非通電状態でもプログラムやデータを保持できる。精密温度センサなどの用途が想定される。
IBMに負けないぞ…前回王者のミシガン大学が世界最小コンピューターの開発に成功 #大学研究 #IBM https://t.co/sgnz9dVeII pic.twitter.com/wbXaTEx1Vh
— ギズモード・ジャパン (@gizmodojapan) June 27, 2018
また、Intelは人間の毛髪程度のサイズの極小スピン量子ドットチップを発表。約1500量子ビットが含まれ、量子コンピューティングの大規模並列演算に用いられる。
人工DNAストレージの単価も低下していて現実味を帯びるなど、コンピュータ・リソースの進化は引き続きヤバい。
そんななか、オーストラリアとスイスの研究チームが「Flux Capaciter」を開発した。
図:Passive On-Chip Superconducting Circulator Using a Ring of Tunnel Junctionsより
円とY字の回路に信号を通すことで、量子トンネル効果により「時間反転対称性」を崩すことができるという。時間反転対称性とは、ある物理現象において時間の流れを反転しても同じであることを指す。
量子力学の世界では理論上は時間を逆行する物質「反粒子」が知られ、時間反転により粒子と反粒子とが入れ替わることがある……とかググってニワカしてみたけど全く理解できないですね。
ともかくもこの技術を用いることで、通信技術の感度性能を向上させたり、量子コンピュータの制御に寄与しスケールアップできる可能性があるとのこと。
残念ながら2015年に出現したあの車の搭載技術との関連は薄いようだが、回路構成図が当該Flux Capaciterと似ていたことで話題になった。いずれにせよ、Y字型の回路構成が時間に関係する可能性はあるかもしれない。
コンテンツの未来を垣間見させてくれる例としてスマフォアプリ『実時間メロス』が素晴らしかった。太宰治『走れメロス』を、物語の時間と現実の時間とをリンクさせ、出来事をリアルタイムに伝えてくれる。
実時間メロス。ついにメロスが激怒した! pic.twitter.com/F8BjUkPumJ
— 井須 (@isyuria) 2018年4月24日
これ面白いなぁ。アプリの通知機能を使うことで、物語を「体感」出来る。
4D映画で振動や水・風を受けるという「体感」型は最近出て来たけど、物語の「時の流れ」を味わうという形は初じゃなかろか。 新たな可能性にワクワクすっぞ!! https://t.co/hqpFnGjFXp— Podoron (@podoron) 2018年4月25日
私は百年前新聞とか愛読してるけど、コンテンツや物語に「時間」の要素を持たせられるのすごい。活版印刷技術が小説を生み、写真技術が映画を生んだみたいに、21世紀ならではの新たな芸術表現の出現を感じる。
このあたりはケヴィン・ケリー著『インターネットの次にくるもの』(2017)でも触れられていた。曰く「新しい分野のメディアがまたリミックスの対象になり、アンバンドルされ再結合されて、何百もの新たなジャンルになっていく」。
既存のコンテンツは分断され、バラバラになって再結合され、新たなメディアになっていく。
ところで『実時間メロス』の感想を見ると、メロスに否定的なツイートも散見される。「ペーパープロトはいい感じだったけど実際動かしてみたらなんか違う」な検証が文学作品でもできるようになってて感慨深い。
実時間メロスが休日と1日ズレてしまったので仕事してるうちに終わってた。休日の間はメロスはだいたい寝てましたね。メロスは走らない。
— 超猫猫丸 ?? (@nec0cean) May 1, 2018
記憶の保存場所を問われると「脳のどこか」と思いがちだが、実はそうではないかもしれない。カリフォルニア大学の研究者らはアメフラシの実験で、RNAを別の個体に移すことに伴い訓練の記憶の移植にも成功した。
もっともこれは「電気ショックに対する反応」の移植なので、記憶と言っても「思い出」のような高次なものではなくて、どちらかというと「生理反応に関するエピジェネティックな発現」を移せたという話にも思えてしまう。
とはいえ、記憶が脳だけでなく身体性にも強く依存することは間違いなさそう。記憶のメカニズムの解明には引き続き注目したい。
身体と言えば、機械による身体補綴技術も進捗。3Dプリンタによる人間の角膜のプリントアウトに成功したり、体内埋め込み機器へのワイヤレス給電が実現によりバッテリ交換が不要になったり、可能性が広がっている。
眼球からレーザを放てるコンタクトレンズの開発は正直言って眼に入れる必要性が理解できないんだけど、一応紹介記事では認証用セキュリティタグに使えると述べられている。いずれにせよ200nmの超薄型レーザというのはすごい。
眼球からレーザーを放つコンタクトの開発に研究者らが成功https://t.co/C5xJewf6Wh
— GIGAZINE(ギガジン) (@gigazine) May 14, 2018
人と機械の融合といえばパワードスーツ。40kgの装備を運べるシンガポール・アバロン社の消防士用パワードスーツが近未来感。
シンガポールのアバロン社が開発した消防士用パワードスーツがめちゃくちゃカッコいい。
40kgの装備を運べるように開発されているんだとか。
デザインがもう、最高すぎませんか? pic.twitter.com/KLB26ToBEh— DJ⑨ NT金沢 (@laughingman2046) April 25, 2018
しかし機械そのものの進化も早い。ボストン・ダイナミクスの人型ロボット「アトラス」はジョギング姿を披露。そのあまりな自然な姿、障害物を避ける華麗なジャンプは驚異的。
ロボットではベルリン自由大学によるハチ型ロボットもおもしろい。蜜蜂が8の字を描くように飛ぶ「waggle dance」は仲間に新たなエサの位置を伝えるとされる。これをロボットにより模倣したところ、他の蜜蜂に意図を伝えられたというもの。
機械学習による鳥類の言語の解明が進んでいるが、こうした身体的コミュニケーションも解明されることで、様々な昆虫・動物との対話が可能になるかも。
それから、MITによるレーザ光で給電されるハエ型ロボットの研究もおもしろい。バッテリの問題を解決できるので、将来的にはこうした超小型飛翔体によるセンシングが普及するかも。
ロボットと言えばやっぱり兵器。すでにドローンを用いた爆撃は世界で実施されているが、例えば中国も新型の爆弾投下用ドローンを開発中。
中国企業が開発した爆弾投下用ドローン。爆弾をぶら下げて目標上空に滞空し、光学照準で狙いを付けて爆弾を落とす由。こうなるともうドローン爆撃機みたいな感じだ。営業マン氏は英語も日本語も恐ろしく流暢だった pic.twitter.com/syGVwGTekM
— ユーリィ・イズムィコ (@CCCP1917) June 14, 2018
航空戦が、偵察→爆撃→空戦と展開していったように、クワッドローターでの戦闘も似た経過を辿りそう。 https://t.co/A7P5N6ztvr
— L.A.Thorne (@Suomi_Thorne) October 25, 2017
特に興味深かったのは、中国軍による無人ボート群の実験。無人機の群行動は次世代の戦闘教義として注目されるが、海上戦力のパワーバランスにどんな影響を与えるだろう。
中国国営メディアが南シナ海で行われた無人小型ボート56隻による「群れ行動」実験の映像を公開→中国製の無人ボートの群れを自在に操り、複雑な体型変換により文字を描かせたり・・最後は空母の形に並べて大型無人ボートが航空機を模したり→https://t.co/6dcQZfgdFm
— 東京の郊外より (@Mongoose2011) June 6, 2018
A Chinese manufacturer conducted a collaborative test with 56 unmanned vessels near the Wanshan islands of the #SouthChinaSea, showing the potential of unmanned vehicles for naval operations. pic.twitter.com/WxalgB15ue
— Global Times (@globaltimesnews) May 31, 2018
なお対ドローン兵器では電磁的手段により動きを止めるものがあるが、米国防省はこの対自動運転車版のマイクロウェーブ兵器を開発中。自動運転車によるテロも怖いよね。
中国の躍進は宇宙に関しても目立っている。
イーロン・マスクのSpaceXによる再利用型ロケットはいよいよ失敗もなくなり安定した感あるが、中国も次世代ロケット「長征8号」を再利用型にするとのうわさが。これからはロケットの再利用が当たり前になるのかな。
ただ中国は打ち上げ場が内陸にあり、これまで落下するブースターで容赦なく村々を焼き払ってきた。再利用型だとどうなるか…。と心配になるところだが、「長征3号」にもパラグライダーを採用するなど、人民への配慮がなされるようだ。
(承前)
何が驚くって…打ち上げの度に進路上の地面に、村だろうが道だろうがお構いなしにブースターを落としまくってきた長征3号が、遂に人の迷惑を顧みるようになったってことですよ!whttps://t.co/uAx1FneIdk
— ケドルスキー (@Kedrskie) 2018年5月3日
落下と言えば、制御を失った宇宙ステーション「天宮1号」が大気圏に突入。奇しくも落下したのは、ポイント・ネモと呼ばれる太平洋上の海域。ここは海流の関係から人工衛星の墓場とされ、中国は「狙い通り…!」との声明を発表。狙ってたなら最初から言ってくれよだけど、ともかくも人口密集地に落ちず一安心だ。
中国でも民間宇宙企業が現れており、5月にOneSpaceTechnologiesが民間初のロケット「OS-X」の打ち上げ実験を実施。残念ながら宇宙への到達はならなかったものの、今後の躍進が期待される。2019年には10回の打ち上げを行うとか。
同5月には、中国は中継衛星「鵲橋」を打ち上げた。中国は世界初となる月の裏側への探査機着陸を予定しており、これとの通信を中継する衛星だ。「鵲橋」は地球と月のラグランジュ・ポイントL2を周回する軌道に無事到達。いよいよ秋に裏側探査となる。
他国の宇宙開発はどうだろう。
日本の宇宙ベンチャー・インターステラ社のロケット「MOMO2」は残念ながら打ち上げに失敗したが、次の挑戦に期待したい。
ジェフ・ベゾスのBlueOrigin社は月面へのコロニー建設計画を発表。ただし同社は物流を主眼にしているようで、建設自体は他の企業に委ねても良いとのこと。アマゾンらしい。そんな同社は宇宙旅行チケットを2019年に発売する。値段は未定。
米軍がロケットを「日単位」で打ち上げるコンテストを実施したり、宇宙船に3Dプリント製の超耐久性新素材が導入されたり、NASAが25の次世代宇宙探査技術に投資をしたり、宇宙は日に日に近づいている。
ところで3Dプリンタの普及で部品のデザインが「悪の宇宙船」に似てきている、という指摘がおもしろかった。あれって合理的なデザインだったのね。
3次元解析と3Dプリンタで構造最適化技術が進んだおかげで、最近の工業製品の形状がどんどん有機的になっていて、昔のSF映画に出てくる悪の宇宙船の内装みたいなビジュアルになっている。 pic.twitter.com/fvFL10JQMp
— Alt+F4 (@i_kaseki) 2018年6月4日
人類の次なる到達点として期待されるのが火星。NASAは火星の土壌から有機物を発見したと発表した。かつて存在した湖の泥にあたるとされ、炭素・水素・酸素・窒素と言った分子を含む。生命の証拠とはならないが、やはり火星には水があったのだろう。
一方、オーストラリア国立大の研究チームは、植物の生育に適さない日照条件下でも光合成可能なバクテリアを発見。通常の光合成は可視光により行われるが、このバクテリアは遠赤外線や近赤外線によってもエネルギー変換できる。
このことは「岩の下などでも光合成をおこなう種がいる」ことを示唆して胸アツであるとともに、火星に空気を作るなど他天体のテラフォーミング用途にも期待される。人類の生態系が惑星間に広がる未来も、そう遠くはなさそうだ。
惑星間と言えば、規則的な電波を発する天体の信号を頼りに現在地を確かめる宇宙船用GPSの研究開発も。惑星間航行の具体的な仕組みとしてワクワクする。
*
宇宙関連のニュースは定点観測しており、次の記事もご参考に。
最後に、この3ヵ月で見かけた素敵なガジェットやサービスたちをご紹介。
オランダの大学院生チーム「Tocano」が開発中のプリンタ「Inkless」がアツい。赤外線レーザで紙の表面を焼くという原理で、特に注目なのが特別紙でなくとも印字できる点。「フィルムカメラからデジタルカメラへの移行」などと謳われるが、楽しみな技術だ。
図:Youtubeより
LINEに画像送信すると文字起こししてくれる「文字起こしくん」が便利そうすぎてやばい!
Lineに画像を送信すると、AIが全部文字おこしして返してくれる「文字おこし君」ができましたー!卒論とか、書評とか書くときに、いちいち元の文献を手で写すの面倒くさいので、写真撮って送るだけなのでだいぶ楽になるぞー!友達追加できます! pic.twitter.com/9DVI20f3oG
— Dai (@never_be_a_pm) 2018年4月24日
「便利そう」と書いたのは、すでに登録ユーザが10万を越えて現在使用できないため。残念。ただしコードについてはnoteで公開されている。
認識技術がお手軽になってく事例の一つとしておもしろかった。
マリオカートで過去の自分(ゴースト)と戦えるように、プロジェクターにより過去の着替えを投影して子どもに競わせる、というアイディアが素晴らしすぎた。
プロジェクターを使うと子供がすごいスピードで朝の身支度をするようになった – それどこ https://t.co/rzEcDzuQbV
着替えの様子を動画に撮る
次に着替えるときに、動画を見ながら、過去の自分と競争をする
過去の着替えという「敵」が、目の前に出現するわけです。— ライナス (@Linus_MK) April 29, 2018
ゲーミフィケーションの1つとしておもしろい。また、21世紀は様々なインターフェイスが簡易に使えるようになっていて、アイディアさえあれば色んな事ができるよね、ということも再認識。
*
以上、2018年4~6月における、未来に影響のありそうなテクノロジー系ニュースをまとめてみた。
次回3ヵ月のニュースのまとめはこちらから。
1.はやぶさ2の世界初小惑星上探査機自律移動成功/2.ISSに穴・衛星破片をネットで補足/3.最新地図投影法「EqualEarth」と次世代番地「What3words」/4.無人機が世界初の都市商用配送・25日間飛行・大西洋横断/5.非分解検査用極小ロボ・コロイド移動の微小ロボ/6.AI技術で人の動き完全転送/7.感覚視覚味覚の電気的人工補綴
- 未来の世界に影響を与えるテクノロジー系ニュースまとめ・第17回(2018/11/6)
- 番外編:ガートナーのハイプサイクルを去年と比べて読んでみた(2018)(2018/10/15)
- 番外編:ネットのエコーチャンバー効果は社会を分断するのか、しないのか(2018/10/24)
- 番外編:氷・水の発見が相次ぐ月と火星、有人探査・植民はいよいよ進むか(2018/10/29)
前回3ヵ月のニュースのまとめはこちらから。
1.ゲーム化される現実世界とピクセル寿司/2.超低軌道衛星用大気吸い込み型イオンエンジン/3.搭乗型多脚ロボット「prosthesis」/4.テロメア延長と細胞の時間停止/5.全脳シミュレーション/6.72量子ビットの量子プロセッサ「Bristlecone」/7.極小なコンピュータとセンサたち