未来の社会環境・制度

小説

『素晴らしい新世界』著者の掲げる「新しい全体主義」実現のための4要件

いなたくんへ ディストピア小説と言えば、代表的なものとしてジョージ・オーウェルの『一九八四』(1949)が思い浮かぶ。特に、監視技術の発達した昨今では、すわ『一九八四』の実現であると引き合いに出される。 ところが、現代中国の監視...
次にくる「時代」

新興宗教こそが未来を拓く3つの理由

いなたくんへ 学生のころ、学校の近くに比較的大きめの新興宗教の施設があった。実はその3代目教祖が我が母校のOBで、先生が私たちにつぶやいたのをよく覚えている。 「企業に就職するのもいいけど、あそこで教祖まで登ったあいつが一番の勝...
経済・政策・社会環境

2040年の憧れの職業・稼げる仕事

いなたくんへ 前回、2040年ごろの労働環境について予測をしてみた。AIロボティクスによる自動化のほか、オンライン労働の普及や労働市場の国際化により、労働市場全体の縮小や格差の拡大が起こっている。 2040年の労働市場で顕在化する3...
経済・政策・社会環境

2040年の労働市場で顕在化する3つの社会問題

いなたくんへ たとえば今から20年後の2040年。 私はまだ働いているけど、今と同じような働き方をしてるだろうか。2040年には、今年生まれた子どもは20歳になる。多くは大学生で就職はまだ先だろうけど、将来像は描き始めているはず...
未来社会のカタチ

ティール組織の限界とベーシック・インカムの財源

いなたくんへ テクノロジーの進化やイノベーション論でよく目にするのが、自由な生き方、自由な働き方の実現だ。 たとえばWIRED編集長のクリス・アンダーソンは「会社という形態はすでに、二十世紀の遺物ではないか」と疑問を提示。小林弘...
未来社会のカタチ

内発的動機付けから予測する2044年の労働

いなたくんへ ディープラーニングに代表されるAIブーム(第三次)は、例えばガートナーの『先進テクノロジのハイプサイクル』をみても社会普及の段階に入り、話題としてはひと段落した感がある。 AIの普及に伴い脅威視されるのが「AIが人...
未来社会のカタチ

アンバンドルされる個人と量子的詩人エメーリャエンコ・モロゾフ

いなたくんへ これは書評である。私は書評を書いており、きみは書評を読んでいる。 当然ながら、書評は書物に依存する。そのため書評は書物の反復であり、全ての書評は書物の反復である。 全ての書評は反復を免れえない。それは書評が書評である...
テクノロジー

2050年:適応学習が復活し、司法の贅沢が享受されるが、ヒトの組織は変わらない(『2050年の技術』まとめ2/3)

いなたくんへ 未来予測にあたりテクノロジーの影響も重要要素になるところ、2040-50年くらいの時間軸で一度俯瞰したものをみたいと思い、英エコノミスト誌による技術観点からの未来予測『2050年の技術』(2017)を読んでみた。 ...
鷲尾野ゆずりはの1日

Webの無料学習コンテンツ群は「学校」や「先生」を滅ぼすのか

いなたくんへ 最近の若者について思うところ。やっぱりいちばんは「私の時代にはTwitterがなくてヨカッタなあ」だろう。もし私の中高時代にSNSとかWebがあったら、勉強時間や遊びの時間を相当に削られ、悲惨な青春になっていたことは想像...
国家の未来

コネクティビティが市民にもたらす「第五の権力」は、既存の権力に勝てない(『第五の権力』書評)

いなたくんへ 2010年のジャスミン革命を発端とする一連の民主化運動「アラブの春」は、その背景にSNSなどのネット技術があったことから、インターネットが個人に力を与えることの好例とされた。 Googleの共同創業者エリック・シュ...
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