オープン化と知財

次にくる「時代」

リズ・サンダース「Co-Design」の仮説から2044年の知財制度を予想する

いなたくんへ オープン・イノベーションが叫ばれて久しい。巷では「特許で独占ダサいよね」「著作権は自由な創作を邪魔する」といった知財制度不要論がまことしやかに囁かれている。実際にGoogleやTwitterといったシリコンバレー系のテッ...
テクノロジー

「発見や発明をシェアすること」のインセンティブの歴史と変化(『オープンサイエンス革命』書評)

いなたくんへ Wikipediaサーフィンやばい。 寝る前にちょっと調べものするつもりが、なんかすごいビッグウェーブきてリンクたどりまくってたらってたら寝不足に、という経験は私だけではないはずだ。仕事の調べ物でも重宝しているだけに、...
オープン化と知財

Googleの「特許買取推進プログラム」の疑問あれこれと、米国産業社会の健全化

いなたくんへ Googleが特許に関する新たな取り組みを発表した。特許の買い取りを呼び掛ける、特許買取推進プログラム「Patent Purchase Promotion」である。大企業がWebを通じて広範に特許の買い取りを呼びかけると...
オープン化と知財

テスラ・モーターズはなぜ特許をオープン化できるのか、4つの仮説

電気自動車のパイオニアであるテスラ・モーターズが、自社の特許技術を開放し、自らは権利行使に用いない旨を発表しました。 米テスラ、特許を公開へ―技術促進目指し(ウォールストリート・ジャーナル日本版,20134/6/13) 米テスラ、特許を...
知財制度の将来予測

米国IT企業による知財制度に関するロビー活動状況まとめ

日本ではあまり馴染みがありませんが、米国においては、政府の政策を自分の都合の良い方向に変えようと影響を与えるロビー活動が盛んです。 近年においてはIT業界によるロビー活動が目立っており、TIME誌によれば、産業別活動費はオイル・ガス業界に...
知財制度の将来予測

3Dプリンタと知財制度についての雑感(知財学会2013レポート 2/2)

2013/11/30-12/1の2日間で開催された、日本知財学会・第11回学術研究発表会。前回は政府系知財ファンドに関する発表について紹介しました。 政府系知財ファンドに特許権活用のみちはあるのか(知財学会2013レポート 1/2)(20...
「反」知的独占

シリコンバレーの政界進出は、知財制度にも影響を与えるのか

クーリエ・ジャポン2013年11月号で面白い記事が紹介されていました。シリコンバレーの起業家たちが政界に進出を始めているというものです。記事で挙げられていた内容は例えば次のようなもの。 2012年におけるGoogleのロビー活動費は230...
「反」知的独占

知財権のフリーライセンス化に関する2つのニュース(文化庁のCC支援とグーグルの不争誓約)

クリエイティブ・コモンズやオープンソース・ソフトウェアのように、知的財産権の仕組みを自発的に制限する枠組みが注目を集めています。これについて新しい動きがあったのでみてみます。 文化庁によるクリエイティブ・コモンズ支援 グーグルによるオー...
「反」知的独占

メイカー・ムーブメントによるオープン・ハードウェアの普及が、特許制度を終焉させる

3Dプリンタをはじめとするデジタル工作ツールの普及や、オープン・ハードウェアの発達など、ハードウェア開発をめぐる環境が大きく変化しています。クリス・アンダーソン著『MAKERS』(2012)では、こうした「メイカー・ムーブメント」により...
オープン化と知財

メイカー・ムーブメント時代の知財戦略 2/2:企業と特許・法律事務所の戦略

クリス・アンダーソン著『MAKERS』(2012)では、3Dプリンタをはじめとするデジタル工作ツールの普及や、オープン・ハードウェア開発のコミュニティの発達、小ロット生産を可能とする工場、ハンドメイド製品の流通の場の登場など、ハードウェアビ...
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