弦音 なるよ

知財制度の将来予測

原告勝訴率を上げてパテント・トロールを生むことで、日本にハードウェア・ベンチャーが育つ

全く今に始まったことではないですが、日本の特許出願件数が急減しています。出願件数で中国が世界一に躍り出たのとは対照的に、日本内国人による出願は往時の40万件から30万件まで下がってしまいました。 我が国における知的財産活動の実態(PDF)...
米国・欧州の未来

人口増加率から予想する21世紀の戦争発生リスク国(再掲)

人口の増減は、経済力をはじめとした国の国力を左右する重要な要素の1つです。この人口動態について、シンガポール元首相リー・クアンユーが、日本の戦争と平和に結びつけた論考を提示していました。 日本が平和国家であり続ける理由 リー・クアンユー・...
新興国の未来

人口増加率からみる21世紀の戦争発生リスク国(中国とアフリカ)

将来予測をする上で、人口の推移は大きく外れることのない数字だとされています。 この人口動態を戦争と平和に結びつけて論じた記事がおもしろかったので紹介します。 日本が平和国家であり続ける理由 リー・クアンユー・シンガポール元首相 (日本...
テクノロジーの未来

宇宙開発はいま何がアツいのか?(4/4) -「民主化」が宇宙開発を加速させる

21世紀における経済産業分野での最大の出来事は「民主化」ではないかと思っています。そしてこれは宇宙開発についても同様です。 「テクノロジーの民主化(democrization)」とは、開発や創造の主体が政府機関や一部の大企業から、個人を初...
テクノロジーの未来

宇宙開発はいま何がアツいのか?(3/4) -月よりも熱い視線の注がれる火星

資源・軍事に並んで宇宙開発の目的となるのは研究。 宇宙でしかできない実験や、宇宙ならではの材料開発をすることで、地球上の製品開発・医療・最先端科学の探求にフィードバックできます。 無重力での自然な体制である「中立姿勢」は、自動車やベ...
テクノロジーの未来

宇宙開発はいま何がアツいのか?(2/4) -中国の台頭で競争が進むか?

宇宙開発の歴史と言えば、米ソ冷戦に端を発する軍拡競争。資源開発以上に切実な目的と言えそうです。 ロボット利用やサイバー戦争など、未来における戦争のカタチはいくつかありますが、高々度も1つのジャンルになるでしょう。古くはスターウォーズ計画も...
テクノロジーの未来

宇宙開発はいま何がアツいのか?(1/4) -小惑星と宇宙太陽光発電

1977年に打ち上げられたボイジャーが、35年飛び続けて、ようやく太陽系の終わりにさしかかろうとしています。 太陽系、想定より大きかった 探査機「ボイジャー」が新たな領域に到達(CNN.co.jp,2012/12/4) ボイジャー1...
テクノロジーの未来

雲とプロジェクタが作る立体ディスプレイ

今回は3次元ディスプレイについて書きたいと思います。 3次元と言っても3DTVのような立体視ではなくて、実際に空間に立体的な像を作るやつ。量産間近のものが発表されたとのことで、注目してみました。 触れる空中ディスプレイ「DisplAir...
「反」知的独占

メイカー・ムーブメントによるオープン・ハードウェアの普及が、特許制度を終焉させる

3Dプリンタをはじめとするデジタル工作ツールの普及や、オープン・ハードウェアの発達など、ハードウェア開発をめぐる環境が大きく変化しています。クリス・アンダーソン著『MAKERS』(2012)では、こうした「メイカー・ムーブメント」により...
オープン化と知財

メイカー・ムーブメント時代の知財戦略 2/2:企業と特許・法律事務所の戦略

クリス・アンダーソン著『MAKERS』(2012)では、3Dプリンタをはじめとするデジタル工作ツールの普及や、オープン・ハードウェア開発のコミュニティの発達、小ロット生産を可能とする工場、ハンドメイド製品の流通の場の登場など、ハードウェアビ...
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