弦音 なるよ

テクノロジーの未来

「ウェアラブル」の役目は人とインターネットを溶かすこと(『ウェアラブルは何を変えるのか?』書評)

いなたくんへ 「ウェアラブル」はこのまま消えていくのだろうか。 すでに耳に馴染んだ「ウェアラブル」は、Googleトレンドによれば2013年頃から検索数が増えている。この傾向は英語圏でも同様だ。 Googleトレンドよ...
テクノロジーの未来

ビッグデータに基づく未来予測に限界はあるのか(『シグナル&ノイズ』書評)

映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズは豊富な小ネタもおもしろい。例えばドクはPART2で、未来の情報を過去に持ち帰ろうとしたマーティを叱責していた。しかしそんなドクもPART1では「25年分のワールドシリーズの勝敗を見てくる」と発...
知的財産

発明問題解決理論TRIZの至宝「発明原理」がすぐ呼び出せる『トリーズの発明原理40』(書評)

いなたくんへ クリエイティビティとか、豊かな創造性とか、一体どうすれば身に付くだろう。「誰も思い付かなかったアイディア」「驚きの発想」ができればカッコいいけど、結局ありきたりなものしか出てこない。そんな絶望的な気持ちになったときには、...
テック系ニュースまとめ

未来の世界に影響を与えるテクノロジー系ニュース8選・第5回(2015/7-9)2/2

3ヶ月間のテクノロジー系ニュースのまとめ第5回。2015年7月~9月のニュースから、人工知能やバイオ技術、3Dプリンタ等について最新の技術を紹介したい。 なお宇宙関連ニュースとロボット、ドローンに関しては次の前半記事にまとめた。 未...
テック系ニュースまとめ

未来の世界に影響を与えるテクノロジー系ニュース8選・第5回(2015/7-9)1/2

いなたくんへ 3ヶ月毎のテクノロジー系ニュースのまとめもこれで5回目。第1回から1年経つけど、先端テクノロジーなのでいま1年前のニュースを見ても驚かされるものは多い。 未来の世界に影響を与えるテクノロジー系ニュース7選・第1回(20...
情報技術

21世紀の石油・パーソナルデータを個人が企業から取り戻す未来(『パーソナルデータの衝撃』書評)

いなたくんへ 少し前に、ゴミに付着したDNAを解析し、ポイ捨て主の顔をデジタル写真に復元して貼り出すという、ちょっと衝撃的なキャンペーンが話題になった。香港のNGOによる。こわい。 ゴミについたDNAから顔を復元、ポイ捨てした人をポ...
知財制度の将来予測

五輪エンブレム問題にみる「著作者の人格的利益」の今後

いなたくんへ 佐野研二郎氏の五輪エンブレムを巡る一連の騒動は、エンブレムの取下げということで幕引きとなった。 "今や国民の理解を得られなくなった"?佐野デザインのエンブレム取り下げで五輪組織委・武藤敏郎事務総長が会見(BLOGOS,...
テクノロジーの未来

テクニウムの自己増殖がもたらす未来(『テクニウム』書評3/3)

テクノロジーとはいったい何か。『テクニウム』(2014)はこの疑問への答えを探るなかで、いくつかの仮説を述べている。 生命を「自己生成可能な情報システム」としてみると、ヒトの次の進化形は「テクニウム」となる イノベーションやテクニウムに...
テクノロジーの未来

テクノロジーの未来予測に「正解」はあるのか(『テクニウム』書評2/3)

いなたくん 生命を「自己生成可能な情報システム」とみたとき、霊長類は8つの遷移を経て、分子から進化してきたことがわかる。この観点でさらに進化を追うと、情報システムとしての生命は言語の発明を介して、「印刷」や「インターネット」を含む「テ...
テクノロジーの未来

生命の進化の系譜はヒトから「テクニウム」へと移る(『テクニウム』書評1/3)

いなたくんへ オーストラリアで、原始的な言語を用いる鳥類が発見されたそうだ。クリボウシオーストラリアマルハシと呼ばれる鳥で、高い社会性で知られ、音の組み合わせでエサやりや飛翔などの意図を伝えるという。英セクスター大とチューリヒ大の発見...
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