弦音 なるよ

人類史の変遷

「宗教の時代」「政治の時代」「経済の時代」を支えたもの、競争力となったもの(『先端技術のゆくえ』書評)

今回は坂本賢三著『先端技術のゆくえ』を紹介します。 本来全く異なるものだった「科学」と「技術」が、20世紀後半になりようやく融合して「科学技術」となったとし、その行く末について論じた一冊。初版は1987年と、25年も前に書かれた本です。が...
テクノロジーの未来

いま注目の「ウェアラブル」から少し先にある未来型デバイス

注目技術や流行の製品群を表すバズワードとしてこれまで「ナノ」「クラウド」「スマート」などがありましたが、新しいものとして「ウェアラブル」がきていそうな予感です。 火付け役となったのは、グーグルが開発中のメガネ型端末「グーグルグラス」で...
未来社会のカタチ

個人にシフトしつつあるメディアの力は、再び組織に統合される(『MEDIA MAKERS』書評)

デジタルメディアの現状を解説した『MEDIA MAKERS』を読みました。著者はリクルートでR25の創設に携わられた方。R25的な「普段感じるちょっとした疑問」や「痒いところに手が届く知識」って、創刊当時はなかなか他で読めなくて、私もお世話...
テクノロジー

ロボット・無人兵器がもたらす4つの変化(『ロボット兵士の戦争』書評 3/3)

P・W・シンガー著『ロボット兵士の戦争』で書かれる、ロボットや無人兵器の登場がもたらす影響について、いくつか紹介しました。 数字で見るロボット・無人兵器の普及状況(『ロボット兵士の戦争』書評 1/3) 家電化する兵器(『ロボット兵士の戦...
未来社会のカタチ

家電化する兵器(『ロボット兵士の戦争』書評 2/3)

ロボットや無人兵器の現状と影響を書いたP・W・シンガー著『ロボット兵士の戦争』の書評です。本書の中でもおもしろい変化だと思った、民間企業の戦争参入と、非対称戦争の拡大について紹介します。 関連記事はこちらから。 数字で...
テクノロジーの未来

数字で見るロボット・無人兵器の普及状況(『ロボット兵士の戦争』書評 1/3)

「ロボット」というと二足歩行で手足のついたやつを想像しがちですが、現実においては人間型ロボットは少数派かもしれません。米軍が開発中の最新型ロボットが最近ニュースになっていました。なにこれカッコいい。 【まるでスターウォーズ】X-47無人ス...
中国の未来:国家編

中国・アジアの賃金比較と10年間の推移(JETRO調査資料より)

世界の工場と呼ばれ発展してきた中国ですが、賃金の上昇に伴い、工場が東南アジアにシフトする傾向にあるようです。 活況に沸くカンボジア製造業 中国の賃金上昇で外資が相次ぎ工場移転 (JPBRESS,2013/1/9) もっとも一口に東...
新テクノロジーと知財

遺伝子特許有効としたMyriad米国最高裁判決が、バイオ産業への投資を加速させる

米国最高裁判所は2013/6/13、「自然界に存在する遺伝子自体には特許は認められない」が、「遺伝子であっても人工的に作出されたものならば特許が認められうる」とする判決を出しました(Myriad最高裁判決)。 具体的に今回の判決で認められ...
未来社会のカタチ

脅威化する個人と、管理型民主主義へ移行する未来の国家

前回『欧米の国産テロが示唆する、正規戦に替わる未来の思想戦争』では、情報技術により個人が国家の安全保障を脅かす可能性を考えました。 最近ボストン、ロンドン、パリで起きたテロは、同国に国籍を持つ者による「国産テロ」という点で共通します。イン...
未来社会のカタチ

ゲームに最適化されていく世界

近年ゲームの社会的認知度は上がっていて、プロスポーツ化もされてるようです。 エレクトロニック・スポーツ(Electronic sports )は、複数のプレイヤーで対戦されるコンピュータゲーム(ビデオゲーム)をスポーツ競技として捉...
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