弦音 なるよ

経済・政策・社会環境

政策は文化の切り売りでなく、文化が生まれる環境づくりを(他国都市に対する東京の魅力・追記)

2020年の山手線新駅完成や、東京の都市政策について解説した『山手線に新駅ができる本当の理由』。本書で述べられていたことの紹介と、東京の他国の都市に対する魅力について記事を載せました。 例えば東京は欧米の若者に対する調査で「世界一クリエイ...
社会・国際関係

東京最後の大開発で、2020年に向け国際都市・東京の躍進は成るのか(『山手線に新駅ができる本当の理由』書評)

2020年のオリンピック東京招致が決まって、経済の活性化が期待されてます。 ところで2020年の東京ではもう1つ大きなニュースがあったりします。それは2020年に品川・田町間に山手線30番目の新駅ができ、一帯が再開発されるという計画。 ...
知財制度の将来予測

3Dプリンタと知財制度についての雑感(知財学会2013レポート 2/2)

2013/11/30-12/1の2日間で開催された、日本知財学会・第11回学術研究発表会。前回は政府系知財ファンドに関する発表について紹介しました。 政府系知財ファンドに特許権活用のみちはあるのか(知財学会2013レポート 1/2)(20...
知財制度の将来予測

政府系知財ファンドに特許権活用のみちはあるのか(知財学会2013レポート 1/2)

2013/11/30-12/1の2日間で開催されている、日本知財学会・第11回学術研究発表会に行ってきました。発表内容は玉石混淆感が否めませんでしたが、聞けた中でおもしろかったテーマについてレポートします。 まず1つめ。 『政府...
「反」知的独占

シリコンバレーの政界進出は、知財制度にも影響を与えるのか

クーリエ・ジャポン2013年11月号で面白い記事が紹介されていました。シリコンバレーの起業家たちが政界に進出を始めているというものです。記事で挙げられていた内容は例えば次のようなもの。 2012年におけるGoogleのロビー活動費は230...
新テクノロジーと知財

Google特許検索(通称Googleパテント)を通して、Googleが目論んでいること

Googleが提供する検索サービスの1つに、特許情報を検索できるGoogle Patent Search(通称Googleパテント)があります。 Google Patent Search 特許情報って各企業・研究機関の開発成果の結晶...
人口動態・少子高齢化

ハードウェアにおけるIT革命は日本を人口減少から救うか(『2100年、人口1/3の日本』書評 2/2)

21世紀の日本の人口動態として、2055年に8993万人(中位推計)、2105年に4459万人(参考値)というちょっと衝撃的な数字を紹介していた『2100年、人口1/3の日本』。人が減っていくと日本はどのように変わるのか、という未来予想図が...
人口動態・少子高齢化

少子高齢化する日本の人口は、都市に集中するのか、地方に分散していけるのか(『2100年、人口1/3の日本』書評 1/2)

人口の増減を示す「人口動態」は、未来予測において比較的確度の高い予測値とされています。ジョージ・フリードマン著『100年予測』や英エコノミストによる『2050年の世界』など、多くの未来予測本でも人口動態を予測の根拠としていました。 当サイ...
次にくる「時代」

「宗教の時代」「国家の時代」「経済の時代」に続く、第4の時代への変革が始まっている(『先端技術のゆくえ』書評)(再掲)

「科学技術」とよく言うけれど、歴史的には「科学」と「技術」は本質的に異なる営みだった。坂本賢三著『先端技術の行方』(1987)はこのように指摘し、両者を次のように説明します。 科学は「真理の探求」を目指し、対象を動かすことのできない前提と...
次にくる「時代」

宗教の時代・国家の時代・経済の時代に続く、第4の時代への転換が始まっている(2/2)(『先端技術のゆくえ』書評)

前回に引き続き坂本賢三著『先端技術の行方』の紹介です。前回は著者の述べる4つの時代のうち、「宗教(神)の時代」「政治(国家)の時代」そして現代である「経済(企業)の時代」がそれぞれどんなものだったのか紹介しました。 「宗教の時代」「国家の...
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