弦音 なるよ

雑記・雑感

『イミテーション・ゲーム』と思考するチューリング・マシン

ホーキング博士の半生を描いた『博士と彼女のセオリー』に続いて、映画の感想をもう1つ。コンピュータの父アラン・チューリングによるエニグマ解読を描いた『イミテーション・ゲーム』だ。「暗号」と「コンテクスト」、「チューリング・テスト」や「チューリ...
雑記・雑感

『博士と彼女のセオリー』と、科学の世界に呼び戻された「神」

ブログのテーマである「未来予測」とは外れるけれど、閑話休題ということで、今回は映画の感想を。スティーブン・ホーキング博士を描いた『博士と彼女のセオリー』(2015)だ。 ホーキング博士は、ブラックホールの特異点定理の発表に始まり、宇宙...
テクノロジーの未来

「第2のインターネット」出現の可能性を考えてみる

いなたくん 「ネット」と言えばインターネットだ。 ネットは「ネットにつながる」「ネットにアップする」のあのネットで、インターネット・プロトコル技術により世界を繋ぐ、今となっては欠くことのできないインフラだ。 「ネット」と言えば...
テクノロジーの未来

ビッグデータ・人工知能をめぐる各社の戦略と「コンピュータは世界に5つ」の予想(『クラウドからAIへ』書評2/2)

いなたくんへ サン・マイクロシステムズCTOのグレッグ・パパドポラス氏は2006年に「世界のコンピュータは5つに集約される」という趣旨の予想をブログに載せて話題になった。YouTubeがGoogleに買収されたように、ウェブサービスが...
テクノロジーの未来

人工知能開発のアプローチ3つと、人工知能による「ひらめき」及び感情の獲得(『クラウド からAIへ』書評1/2)

いなたくんへ 人工知能がアツい。 最近では、人工知能の能力が全人類を超えるとされるテクニカル・シンギュラリティ、いわゆる「2045年問題」が注目されている。人工知能の顕著な進化について、例えばGoogleのエリック・シュミットは楽観...
ブログ運営

ブログ記事の文体変更と、これまでの振り返り

いなたくんへ 2012年12月にこのブログをスタートして、2年余りが経った。ブログの内容を見直して、少しだけやり方を変えることにしたので、ここに報告しておこうと思う。 「ですます」から「である」へ 今回大きく変えることにし...
人類史の変遷

20年、あるいはひと世代を経ることに思う、時間のもたらす変化の大きさについて

新規発明の独占を認める特許権は、多くの国においてその期限を出願から20年としている。発明者はその発明が特許されれば、出願から20年間、その発明を独占できる。一方で、発明しても20年以内にその技術が普及しなかったり、製品化されなければ、特許を...
テクノロジーの未来

2015年に実現する『バック・トゥ・ザ・フューチャーⅡ』のテクノロジー8つの、現在の進捗(実現済み、あるいは間もなく完成)

2015年10月21日まであと10ヶ月あまりになりました。今年の10月21日と言えば、デロリアンを改造したタイムマシンで、Dr.ブラウンがカリフォルニア州ヒルバレーに現れる日付です。マーティ・マクフライ・Jrが犯す犯罪を未然に防ぐ目的で、J...
テック系ニュースまとめ

未来の世界に影響を与えるテクノロジー系ニュース9選・第2回(2014年10~12月)

未来きてます。 知らないうちにもうこんなことまで実現しているのか!と驚くばかり。この3ヶ月のテクノロジー系のニュースの中から、特におもしろそうなものをピックアップして紹介します。 ニュースの選別は私の独断と偏見で、特に未来予測の観点で重...
次にくる「時代」

「潤沢のピラミッド」に基づく、テクノロジーが社会と未来に与える影響の可視化(『楽観主義者の未来予測』書評)

人間の欲求を定義したものの1つに、マズローの欲求段階説があります。人間の欲求が生理的欲求から社会的欲求、そして自己実現欲求に昇華されるまでを段階的に分類したものです。 マズローの欲求段階説をテクノロジーに当てはめて整理したらどうなるだ...
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