鷲尾野ゆずりは17歳の1日@2040年を考える(1)プロファイルと検討アイテム整理

いなたくんへ

いまから22年後の2040年。その時代の女子高生はどんな1日を生きるだろう。高校生は16歳から18歳だから、現時点ではまだ生まれていない、でもあとちょっとでこの世に生まれる、そんな子供の未来の1日。

このブログでは未来予測をテーマに色々と記事を書いてきた。基本的には未来予測本やニュースをベースに、あるいはSF作品なども併せて、その未来のビジョンをまとめてきた。日本社会の未来や国際関係の動向から、比較的確度の高そうなところではテクノロジーの進歩まで。

でもこれらは基本的にはマクロな予想でしかない。

2040年にはたぶん、日本では少子高齢化が起きて、世界では先進国と新興国とのパワーバランスが変化していて、一定レベルの自動運転は普及し、バイオ技術による医療の進歩が起きている。

この予想はたぶん当たると思うんだけど、その一方で、ミクロなライフスタイルレベルの予想となると、ほとんど答えることができない

例えば、2040年の人が朝起きて最初にすること。
何だろう。

そこで私は1人の具体的なペルソナを想定し、ブレストベースでその1日を掘下げてみることにした。マクロな未来予測を拾い集めてまとめるパッシブな方法でなく、その時代の特定の人物を主観として、アクティブに未来を探るアプローチである。

具体的には、「鷲尾野ゆずりは」という2040年の高校2年生を想定し、その1日を可視化する。

ブレストはだいたい1年くらいかけてやろうと思う。このブログではその掘下げのプロセスを実況したい。検討の結果物でなく過程をそのまま載せるので寄り道も多いと思うけど、お付き合いいただければ。

ということで第1回となる今回は、まず検討アイテムから考えてみた。

Summary Note

1.家族構成と基本スペック

2.タイムスケジュールと制約条件

3.検討アイテム抽出 →「流行」「過去比較」「社会情勢」


1.2023年生まれの17歳、鷲尾野ゆずりは

まずはペルソナの設定から。
名前は「鷲尾野ゆずりは」にした。ネーミングは完全に趣味だよ!
2040年時点で高校2年生と考えると17歳なので逆算して2023年生まれ。まだ生まれていない。

家族構成

家族構成は以下の通りとした。4人家族。

  • 父(鷲尾野はしる):1988年生 52歳
  • 母(鷲尾野いと):1992年生 48歳
  • 兄(鷲尾野かける):2020年生 20歳(大学生)
  • 自(鷲尾野ゆずりは):2023年生 17歳(高校2年生)

兄を設定したのは、ブレストの過程で大学生もいたほうがおもしろいかなとか、そんな伏線として。

2040年というとすごい未来な感じするけど、父が1988年生まれとか現実感あるな。母親は2018年現在で26歳。第一子誕生が2020年だから結婚は今年あたりか。その第2子の未来をこのブログにて占うわけだ。

という時間感覚も個人的には発見だった。

その他スペック

エイヤで以下の設定も決定。このあたりは悩んでても仕方ないので適当につけ、あとで必要に応じて変えていくことにする。ともかくまずは人物の可視化を優先。

  • 東京の東の方に住んでる
  • 偏差値50くらい
  • 部活は弓道部
  • バイトはしていない(部活に専念して欲しいから)
  • 塾には行ってない(私が行ったことないから)

なぜ2040年?なぜ女子高生?

特許の存続期間が20年なので、それよりも先にしたかった、というのが理由。いま特許出願しても切れちゃうくらい先の未来、というのは個人的にはわかりやすい時間尺度なのよね。

いま生まれた子の17年後(=2035年)とか、あるいはキリよく20年後とかも候補だったけど、せっかくならもう少し遠めの未来にしたかった。

その一方で、例えば100年後とかムチャクチャ遠い話でもないので「全身サイボーグです!」みたいな無責任な予測もできない。22年後に実際に目にして確かめられる、これからの子ども世代の予測である。

ちなみになぜ「女子高生」かと言えば、それもまた趣味なんだけど、一応以下の理由もあったり。あんまり理由にならないか。ノリです。はい。

  • 社会人だと職業に依存しすぎる
  • いまから生まれる子供がどういう教育を受けることになるのか考えたい
  • どうせ考えるなら若い子のがいいじゃない
  • 「女子高生」とタイトルにつけるとSEO的に良かったり?(結局つけてないけど)


2.現代の女子高生のタイムスケジュールと、条件の限定

まずは検討要素を洗い出す必要があるので、思いつく疑問を描きだしていく。

  • この時代の社会情勢はどうなっている?
  • SNSやWebサービスは何を使っている?デバイスは?AIエージェントはどのくらい普及?
  • コミュニケーションの手段と幅は?
  • ウェアラブルデバイスは使ってる?(侵襲型とかあり?)
  • 生活サイクルはどうなっている?(そもそも学校に通うのか?)
  • 恋人はいるのか?
  • 移動はどうする?
  • 食事はいまと変わらない?

こうして挙げていくと改めて、わからないことばかりとわかる。

 

1日のタイムスケジュールを挙げてみる

「女子高生の1日」なので最終成果物ではタイムスケジュールが必要。そのたたき台として、まず現代の高校生の1日を調べるのは穏当だろう。

ということで以下。

後述の通り22年前、44年前とも比較したいんだけど、学校の時間割って概ね変化なさそう。
変わる点があるとすれば以下あたりとかかなあ。

  • 通学時に何をするのか
  • 家でどう過ごすのか
  • 友人とのコミュニケーションはどう組み込まれるのか

他にタイムスケジュールに大きなインパクトがあるとすれば、それは社会制度(教育のあり方とか)そのものの変化の影響があるだろう。ただそこまで条件に入れるとオープンクエスチョン過ぎて、どこから検討すればいいかわからなくなってしまう。

限定条件を決める

例えば国籍1つとってみても、中国なのかアメリカなのかアフリカなのか、同じ17歳で藻社会を変えれば全くの別世界が広がっている。22年後どころか現代の生活を予想するのだって大変だ。そこまで考えるのはちょっときつい。

そこで、最初の段階では以下のような制約条件を設け、変数を絞っておくことにした。

  • 日本の現在の社会環境に準拠した(延長された)社会環境をまずは想定する

他にも制約すべき条件は出てくると思うので、適宜追加していく。そのうえで2040年を検討し、形が見えてきたら段階的に制約条件を取っ払って、予測を飛躍させていく。という方法を取る。


3.具体的な検討アイテムに落とし込む

さて、以上のように前提を挙げてみたが、検討はどのように進めよう。思いつくアクションアイテムとして以下挙げてみた。

過去の「流行」を調べる

現代のタイムスケジュールに準拠すると自由時間は意外と少なくて、そこでライフスタイルに大きく影響するものがあるとすれば「流行」があると思う。例えば友だちと無駄話をするとき、手にしているのが「たまごっち」なのか「スマフォアプリ」なのか、という違いは、規格化されたタイムスケジュールだからこそライフスタイルへの影響は大きい。

そこで2040年の流行を掘り下げたいが、未来を考えるにはまず過去から。2018年(正確にはデータのある2017年)から22年遡って1996年、さらに遡って1974年の3点の流行を調べてみたい。

ということでまずGoogle先生に質問するも思うような結果は出ず。博報堂生活総研の生活定点調査なんかもおもしろいけど、ちょっとほしい情報とは違った

友人に相談したところ、国会図書館で当時の雑誌を読むのがよさそうとのこと。なるほどそれはおもしろいかも。次回以降やってみる。

あとは有識者インタビューもしたいけど、私側の材料がそろってからかな。

生活サイクル全体も過去と比較してみる

まず「流行」から手を付けるものの、1974年、1996年、2018年(2017年)の比較という点では、生活サイクル全体についても比較はしたい。

その中で変わらないものがあれば普遍的だし、差分があればそれは今後も変化する可能性があるものだ。
あるいは冲方丁のインタビューを参考にするなら、変化してきたものの方こそ普遍的なものかもしれないが、いずれにせよこれらを特定することは2040年を見るうえで必要だろう。

2040年の社会情勢

社会環境を現在の延長で考えるにしても、マクロ予測に基づく「社会の気分」のようなものは視野の端に置いてみたい。ということで、「流行」の調査のバックグラウンドの作業として、これまでブログ記事で挙げた予測から2040年に関するものでもまとめてみる。

  • 2040年の日本の社会
  • 2040年の国際情勢

「社会の気分」を考えるなら、たぶん2040年という「点」ではなく、その時代がどう変化しようとしているのかも大事だと思うので、前後10年も併せて考える。

なお、テクノロジーはちょっと検討が複雑になりそうなのでもう少し先の段階に。

 


こんな感じで進めていくよ

ブレストと書いたけど最初の段階では調べ物が多くなりそう。でも「何を調べなければいけないか」も重要なので、今回のブレストは自分としては収穫だった。

ブレストは1人でやるより他人も巻き込んだ方がいいので、機会があればワークショップとかもやってみたいな。ブログに載せることは前提なので、その回で出た分のアイディア(知財権)は共有というか参加者フリーな感じにするとかして。

あとは他のブログとかでもこのネタで書いてもらえると参考になるかも。とりあえず友人に声をかけてみようか。

と言ったところで1月分は終了。
来月以降もゆっくり進めていくよ。次回はこちら。

 

「女子高生」でAmazonみたら興味深すぎる書籍がいくつか出てきたので挙げる
 ↓

 

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