未来社会のカタチ

テック系ニュースまとめ

第3次ブーム人工知能の進化と社会実装の最近のまとめ

いなたくんへ 画像認識のエラー率で2015年に人間を超えた人工知能。その認識力は継続して進化していて、音声認識や読唇でも人間並か、人間を上回るようになった。翻訳や監視など応用先はたくさんありそう。ディープラーニングに代表される第3次ブ...
定点観測

未来のビジョン・コンセプトまとめ(2016/4-6)

いなたくんへ 少し遡るけど、CES2016でボッシュからコンセプトカーが発表された。特徴はそのコンソールで、全面がタッチスクリーンディスプレイになっており、力覚フィードバックもあるという。自動車の計器のディスプレイ化はすでに進んでいる...
次にくる「時代」

「第4の波」「完璧な資本主義」「穴居人の原理」に基づき予想される未来の社会(『2100年の科学ライフ』備忘録として)

いなたくんへ ミチオ・カク著『2100年の科学ライフ』(2012)を紹介した。本書は理論物理学者である著者が300人以上の科学者にインタービューを行い、各技術分野における2100年までの展望を、近い未来、世紀の半ば、世紀の終わりの3つ...
テクノロジーの未来

人工知能の「パターン認識」克服が早めた未来(『2100年の科学ライフ』書評2/2)

いなたくんへ 「コンピュータは売れても世界全体で5台だろう」とは、1943年のIBM社長トーマス・ワトソンの言葉だ。遡る1903年には、ニューヨーク・タイムズ誌が「実際に空を飛べる機械」の登場に百万年はかかると予想している。いずれもハ...
テクノロジーの未来

理論物理学者が予想する21世紀の科学史(『2100年の科学ライフ』書評1/2)

いなたくんへ 映画『バック・トゥ・ザ・フューチャーPart3』で西部開拓時代にタイムスリップしたドクは、崖に落ちて死ぬはずだった女性教師クララを助け、歴史を変える。2人の恋を深めるきっかけとなるのはジュール・ヴェルヌ著『月世界旅行』だ...
小説

人工知能が文化をも管理し、発現させる未来(『ニルヤの島』ネタバレ書評)

いなたくんへ ジョン・フラムなる神様を初めて知った。南国の島国バヌアツで信仰され、毎年2月15日の「ジョン・フラムの日」には祭典と儀式が行われる。儀式とは例えば米軍の行進・訓練の再現だ。これはジョン・フラムの正体が第2次大戦時の米兵で...
テクノロジー

楽観的な3つの未来:セクサロイド/超民主主義/ベーシック・インカム

いなたくんへ 月刊誌『クーリエ・ジャポン』がデジタル書籍に移行した。「世界中のニュース記事を集めて紹介する」というコンセプトの雑誌で、世界の出来事を様々な視点でみることができおもしろい。 ただ、紙の雑誌だと買ったら一通り目を通さなき...
小説

人工知能によるヒトの馴化が穴居人の時代を終わらせる(『ユートロニカのこちら側』ネタバレ書評2/2)

いなたくんへ 「馴化(じゅんか)」という言葉がある。家畜化とも言われる。たとえば犬は、野生のオオカミが馴化され、人間と住めるように改良されたものだ。 ①生物が高地移動・季節変化などの環境の変化に数日から数週間かけて適応してい...
情報技術

テクノロジーの進歩が推定無罪の原則を覆す(『ユートロニカのこちら側』ネタバレ書評1/2)

いなたくんへ 京都府警が犯罪予測システムを導入する。過去の統計に基づき犯罪の起きやすい時間や場所を特定するというもので、いわゆるビッグデータの活用例の1つである。導入は2016年10月から。 犯罪予測システム 京都府警、全国初の導入...
映画

『地球の静止する日』(1951)のゴートは、世界の無政府状態を終わらせるのか

いなたくんへ 次のブログの「たった5分で国際関係論を習得する方法」という記事がおもしろい。ハーバード大学スティーブン・ウォルト教授が卒業生向けに書いたブログの翻訳で、「専門学科の学生が卒業から5年経っても覚えている基本概念を5分で読め...
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